伝統工芸とアウトドアグッズの融合

未熟な青柿のうちに採取して粉砕、圧搾した渋液を熟成させるために保管します。出来上がった柿渋液を何回も塗り重ねる事で『柿渋茶』と言われる灰がかった黄赤色を発色させます。化学染料にはない独特の風合いで自然が生み出す色合いはアウトドアでこそ映えます。

柿渋に含まれるタンニンの皮膜を形成し、塗り重ねる事でどんどん丈夫になり防水効果が得られるようになります。さらにペクチンという成分は、接着性が強く塗布物を丈夫にします。
また防虫や防腐の効果も近年さらに見直されるようになり、アウトドアに最適である事がわかります。

柿渋染最大の特徴は日毎に色味が増す点です。色素成分でもあるタンニンが年月と共に縮合重合するため使えば使うほどに、日を重ねるごとに柿渋茶がより一層深い味わいの色と変わる様が更なる愛着を生みます。